温泉入り放題&絶景を堪能!Camp Resort Ohshima(旧:ANC南紀串本リゾート大島)完全レビュー

キャンプ場

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はじめに

和歌山県の最南端、串本町に位置する「Camp Resort Ohshima(旧:ANC南紀串本リゾート大島)」は、キャンパーにとって夢のような要素を詰め込んだ特別な場所です。海と山に囲まれた絶景の中で過ごすキャンプの喜びに加え、何度でも入れる温泉という贅沢な組み合わせ。「キャンプ」と「リゾート」を名前に冠するだけあって、アウトドアの醍醐味とリゾートの快適さを両立させた稀有な施設といえるでしょう。

私が訪れたのは新緑の美しい季節。天候の変化による驚きもありましたが、それも含めて忘れられない体験となりました。この記事では、温泉入り放題のキャンプ場を求めるキャンパーや、絶景の中でのテント泊を夢見る方々に向けて、このリゾートの魅力を余すところなくお伝えします。

立地と概要

Camp Resort Ohshimaは、その名の通り大島という小さな島にあります。和歌山県串本町の本土から橋で繋がっているため、アクセスは車で簡単。しかし、一度橋を渡ると、そこはまるで別世界のような静けさと美しい自然が広がっています。

施設は旧「ANC南紀串本リゾート大島」からリニューアルされ、より快適なキャンプ体験を提供するようになりました。潮岬を望む太平洋の壮大な景色と、島特有の山の緑が交錯する景観は、まさに絶景という言葉がふさわしいもの。目の前に広がる太平洋は、晴れた日には青く輝き、夕暮れ時には息を呑むような美しいサンセットを見せてくれます。

リゾート内には多様なタイプのキャンプサイトに加え、温泉施設、レストラン、売店などが整備されており、キャンプ初心者から上級者まで、様々なニーズに応えられる充実した環境が整っています。

アクセス

Camp Resort Ohshimaへは、主に車でのアクセスが便利です。

大阪方面からは、阪和自動車道を南下し、南紀田辺ICで降りて国道42号線を串本方面へ。約2時間半〜3時間の道のりです。また、「紀勢自動車道」を利用すると、さらにスムーズにアクセスできます。

名古屋方面からは、東名阪自動車道から紀勢自動車道に入り、串本方面へ。約4時間の道のりとなります。

東京方面からのキャンパーは、飛行機で南紀白浜空港まで来てからレンタカーを利用するか、電車で新宮駅または紀伊勝浦駅まで来て、バスやタクシーに乗り換えるのがおすすめです。

串本町に入ったら、国道42号線を走り、大島大橋を渡ればリゾートへの案内標識が見えてきます。道は比較的分かりやすく整備されていますが、カーナビの設定時に「Camp Resort Ohshima」または「旧ANC南紀串本リゾート大島」と入力するとスムーズに到着できるでしょう。

サイトタイプ

Camp Resort Ohshimaの最大の魅力の一つは、多様なサイトタイプがあること。自分のキャンプスタイルや希望に合わせて選べるのが嬉しいポイントです。

1. 広々展望サイト(オーシャンビュー)

私が今回利用したのがこちらのサイト。その名の通り、サイトからの眺望が素晴らしく、太平洋を一望できる贅沢な区画です。サイト自体も広々としており、大型テントやタープの設営にも余裕があります。

ポイント: 眺めは最高ですが、海に面しているため風が強く吹くことがあります。私の滞在時も突風でテントポールを折ってしまうアクシデントがありました。天気予報をしっかりチェックし、風対策(強風に耐えられるペグダウンや風向きを考えたテント設営)を万全にすることをお勧めします。特に季節の変わり目や台風シーズンは注意が必要です。

2. 森林サイト

山側に位置し、木々に囲まれた静かな区画です。木陰があるため夏場でも比較的涼しく過ごせるのが特徴。また、展望サイトに比べると風の影響も受けにくいため、初心者や小さなお子さん連れのファミリーにもおすすめです。

またソロ・デュオ用サイトもあり、サイズは小さくなりますがツーリングキャンプなどをされる方にはピッタリだと思います。

ポイント: 木々の間から差し込む朝日が心地よく、鳥のさえずりを聞きながらのモーニングコーヒーは格別です。

3. 通常サイト

このキャンプ場で一番多い通常サイトは、荷物の多いキャンパーや長期滞在の方に人気。ファミリーキャンプにおすすめの「広々電源サイト」や「電源サイト」もあり、冷蔵庫や扇風機などの電化製品を使いたい方にはこちらがおすすめです。

また、もっと快適にキャンプしたい欲張りさんには「炊事場付き電源サイト」というのもありますので、トイレ以外はサイト内で完結できるサイトもあります。

ポイント: 夏や冬の極端な気温の時期でも快適に過ごせるよう、電源サイトの予約を検討されると良いでしょう。

4. グランピング施設

キャンプ道具を持っていない方や、手ぶらで楽しみたい方向けのグランピング施設も充実しています。常設テントやコテージタイプなど、いくつかのバリエーションがあり、アウトドア初心者でも快適に過ごせます。

ポイント: 事前予約が必須で、特に連休や夏休みシーズンは早めの予約をおすすめします。

施設の充実度

Camp Resort Ohshimaの施設は、キャンプをより快適にするための工夫が随所に見られます。

トイレ・シャワー

清潔感のあるトイレとシャワールームは、キャンプ場の質を決める重要な要素ですが、このリゾートではその点も安心。トイレは洋式が中心で、清掃も行き届いていました。シャワールームも十分な数が設置されており、温水シャワーが24時間・無料で利用可能です。

炊事場

複数箇所に設けられた炊事場は、場所によっては温水もでるので使いやすい設計。数カ所にあるので宿泊者が多い際も快適に行えます。

売店・レンタル

忘れ物や足りないものがあっても安心の売店では、基本的なキャンプ用品や食材が揃っています。また、テントやバーベキューセットなどのレンタルも充実しているので、初めてのキャンプでも気軽に楽しめます。

ゴミ捨て場

分別が明確に表示されており、受付時に貰える串本町指定ゴミ袋に入れて捨てましょう。キャンパーのマナーも良く、清潔な環境が保たれていました。

温泉施設

Camp Resort Ohshimaの最大の魅力と言っても過言ではないのが、滞在中何度でも入れる温泉施設です。キャンプと温泉の組み合わせは、想像以上の贅沢体験でした。

露天風呂

太平洋を一望できる絶景露天風呂は、まさに天国のような時間を提供してくれます。潮騒を聞きながら、船の行き交う広大な海を眺めつつ温泉に浸かる贅沢。これほど贅沢なキャンプ体験はなかなかありません。

私の滞在中は、朝・昼・夜と異なる表情を見せる海を眺めながら、何度も温泉を楽しみました。特に夕暮れ時の入浴は格別で、空が徐々に色を変える様子を湯に浸かりながら眺められるのは、このリゾートならではの特権です。

営業時間と利用案内

露天風呂は朝7時から昼11時、午後3時から夜9時半まで営業しており、チェックインからチェックアウトまで何度でも利用可能です。タオルはフロントでレンタルできますが、自分のものを持参するとよりエコで経済的です。

ポイント: 夕方から夜にかけては混雑することがあるので、朝一番やお昼過ぎなど、比較的空いている時間帯を狙うのがおすすめです。何度でも入れるからこそ、時間をずらして訪問するのがベストな楽しみ方です。

貸切露天風呂

また、先述の露天風呂だけではなく貸切露天風呂も有料ですが利用ができます。全4部屋の貸切露天風呂はどの部屋からも太平洋の絶景を拝むことが可能です。

利用時間は当日:午後3時〜午後9時50分、翌朝:午前9時〜午前11時50分。
チェックイン後にフロントにて希望の時間帯を指定して利用します。1枠50分の完全貸切です。

料金は大浴場(露天風呂)利用料金にプラス1,200円。

周辺の観光スポットとアクティビティ

Camp Resort Ohshimaを拠点に、周辺の観光も楽しむことができます。

串本海中公園

透明度の高い海が特徴の串本海中公園では、グラスボートや海中展望塔から美しい海中景観を楽しめます。運が良ければ、熱帯魚やサンゴ礁も見られるかもしれません。

潮岬

本州最南端の岬として知られる潮岬は、灯台からの眺めが素晴らしく、太平洋の大海原を一望できます。風の強い日もありますが、その荒々しさも含めて自然の壮大さを感じられるスポットです。

橋杭岩

海に突き出た奇岩群「橋杭岩」は、国の天然記念物に指定されている絶景スポット。まるで海中に橋の杭を打ち込んだように並ぶ岩は、朝日や夕日の時間帯に特に美しい姿を見せてくれます。

マリンアクティビティ

周辺の海では、シュノーケリングやダイビング、カヤックなどのマリンアクティビティも人気です。透明度の高い海でのアクティビティは、都会では味わえない爽快感があります。リゾートのフロントでツアー予約も可能なので、興味のある方はチェックしてみてください。

季節別の楽しみ方

Camp Resort Ohshimaは、四季を通じて異なる魅力を持っています。

春(3月〜5月)

新緑が美しい季節。まだ暑すぎず寒すぎない気候で、キャンプ初心者にもおすすめのシーズンです。周辺の山々が色づき始め、ハイキングにも最適な時期です。

夏(6月〜8月)

海水浴や釣りを楽しむのに最適な季節。リゾート周辺のビーチでの水遊びも楽しめます。ただし、この時期は予約が取りにくくなるので、早めの計画をおすすめします。

秋(9月〜11月)

紅葉と穏やかな気候が魅力の季節。台風シーズンを除けば、キャンプには最高の気候です。夜は少し冷え込むこともあるので、暖かい服装の準備は必須です。

冬(12月〜2月)

人が少なく静かに過ごしたい方にはおすすめのシーズン。寒さはありますが、温泉がより一層ありがたく感じられます。晴れた日の冬の海は格別の美しさで、写真撮影にも最適です。

実際の滞在体験

到着と第一印象

大阪から約3時間のドライブを経て到着したCamp Resort Ohshima。大島大橋を渡った瞬間から、空気が変わったように感じました。チェックインは午後1時から可能で、フロントでの手続きもスムーズ。スタッフの方々の対応も丁寧で、3回目の訪問ですので安心感がありました。

サイトマップを見ながら予約していた「広々展望サイト」へと向かうと、その名の通り素晴らしい眺望が広がっていました。青い海が一望できるサイトは、写真で見るよりもさらに印象的で、場所に関しては先着順で空いているサイトを選ぶことができます。早速テント設営の準備を始めました。

テント設営時のハプニング

快晴と思われた天候でしたが、ここで予想外のハプニングが。テントのポールを組み立てている最中に突然の強風が吹き、一瞬の隙にポールが折れてしまったのです。海に面したサイトならではの風の強さを実感する出来事でした。

幸い予備のポールと修理テープを持参していたため、何とか対応することができましたが、このエリアでキャンプする際は風への対策が必須だと痛感しました。風向きを考えたテント設営、しっかりとしたペグダウン、そして何より気象情報のこまめなチェックが重要です。

無理に設営しようとすると管理人のように痛い目に遭いますので、無理はしないようにしましょう。諦めも肝心です。

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帰ろう、帰ればまた来られるから。
(旧日本海軍・木村昌福提督の名言より)

温泉との出会い

テント設営のトラブルで疲れた体を癒すべく、早速温泉へ。リゾート内の露天風呂は、何度でも入ることができます。

露天風呂へと進むと、最高の絶景が待っていました。目の前に広がる太平洋と、それを縁取るように続く海岸線。湯船に浸かりながらのこの眺めは、都会の疲れを一気に洗い流してくれるような解放感がありました。

温泉からあがった後は、すっかり気持ちもリフレッシュ。テント設営のトラブルも笑い話になるほどの満足感です。

夕食とキャンプファイア

夕食はあらかじめ持参した食材で、サイトでのバーベキュー。海の近くということもあり、新鮮な魚介類も売店で購入できました。炊事場も清潔で使いやすく、調理も快適に進みます。

夕暮れ時のサイトからの眺めは格別で、太陽が徐々に海に沈んでいく様子は、まさに絵画のよう。日が落ちた後は、満天の星空の下でのキャンプ呑み。都会ではなかなか見られない星の数に、同行者も感嘆の声を上げていました。

夜の温泉と朝の目覚め

夜はもう一度温泉を楽しみました。夜の露天風呂からは、星空と月光の反射が見え、昼間とはまた違った趣があります。湯に浸かりながら聞こえる波の音は、自然のBGMとして最高のリラックス効果をもたらしてくれました。

朝は季節柄、鶯のさえずりで目を覚まし、もう一度露天風呂へ。朝日に照らされる海を眺めながらの入浴は、一日の始まりにピッタリ。この露天風呂だけでも、Camp Resort Ohshimaに来る価値があると感じました。

チェックアウトと余韻

チェックアウトは午前11時。最後にもう一度温泉に入り、名残惜しみながらリゾートを後にしました。2泊3日の滞在でしたが、トラブルも有りましたがとても充実感がありました。

帰り道、テントの応急処置はしたが修理に出しにいかねばならないという話になったのは、言うまでもありません。

予約方法と料金の目安

Camp Resort Ohshimaの予約は、公式ウェブサイトからのオンライン予約が便利です。特に人気のシーズンや連休は早めの予約をおすすめします。

予約はこちら:Camp Resort Ohshima(旧:ACN南紀串本リゾート大島)予約サイト-なっぷ

料金は時期やサイトのタイプによって異なりますが、以下は一般的な目安です:

  • 広々展望サイト:一泊あたり約5,600円(2名利用時)
  • 森林サイト:一泊あたり約4,000円(2名利用時)
  • 通常サイト:一泊あたり約4,000円〜4,800円(2名利用時)
  • グランピング施設:一泊あたり約22,000円〜(2名利用時、設備によって変動)

追加料金として、露天風呂入浴料(大人600円、小人:300円)などがかかります。温泉利用は何度でも利用可能です。

ポイント: GWやお盆休み、年末年始は予約がすぐに埋まってしまうため、予約開始になったらすぐに予約することをおすすめします。公式サイトで最新情報をチェックしてください。

持ち物チェックリスト

Camp Resort Ohshimaでの滞在を快適にするための持ち物リストです。一般的なキャンプ用品に加えて、以下のものをお忘れなく。

必須アイテム

  • 通常のキャンプ道具(テント、寝袋、マット、ランタン、調理器具など)
  • 風対策グッズ:強力なペグ、ロープ、風に強いテント(特に展望サイト利用の場合)
  • 温泉用品:タオル、石鹸、シャンプー(リゾート内でもレンタル・購入可能)
  • 防寒着:夜間や朝方は季節を問わず冷え込むことがあります
  • 日焼け止め:特に夏場は海からの照り返しが強いです
  • 虫除けスプレー:特に夏場は必須です
  • カメラ:絶景を記録するためにもぜひ
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強風に耐えうるペグは大事
長めのペグがあれば安心かと思います

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管理人おすすめの日焼け止め
やはりアネッサが最強(異論は認めます)

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管理人のメインカメラはこれです。
誰が何と言おうとカメラです。

あると便利なもの

  • 双眼鏡:海を航行する船や野鳥観察に
  • 釣り道具:周辺は釣りスポットとしても人気
  • スニーカーまたはトレッキングシューズ:周辺散策に便利
  • 水着:夏場は海水浴も楽しめます
  • 星空観察グッズ:晴れた夜には満天の星空が広がります

まとめ:キャンプと温泉の贅沢な融合

Camp Resort Ohshima(旧:ANC南紀串本リゾート大島)は、キャンプと温泉という二つの魅力を贅沢に融合させた特別な場所です。絶景サイトでの開放感あふれるキャンプ体験と、何度でも入れる露天風呂での極上のリラックスタイム。その組み合わせは、通常のキャンプ場では決して味わえない特別な体験を提供してくれます。

私自身、テントポールを折るというハプニングはありましたが、それも含めて思い出に残る滞在でした。特に、何度も利用できる露天風呂は最高の贅沢であり、キャンプの疲れを癒してくれる最高の場所でした。

キャンプ初心者からベテランまで、また温泉好きの方には特におすすめしたいスポット。自然の中での開放感と、温泉がもたらすリラックス効果を両方楽しみたいキャンパーにとって、理想的な目的地といえるでしょう。

これからも季節を変えて訪れたい、そして多くのキャンプ好きに知ってほしい、そんな特別な場所です。次回はぜひ皆さんも、Camp Resort Ohshimaでの贅沢なキャンプ体験を味わってみてください。


注意点: 予約状況や施設内容は変更される可能性があります。最新情報は必ず公式ウェブサイトでご確認ください。また、天候条件によって体験の質が大きく左右されるので、天気予報のチェックを忘れずに。特に展望サイトでは風対策を万全にして、安全で快適なキャンプライフをお楽しみください。

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